あつしの生き方日記

うつ病、HSPとの向きあい方、その他を書きます

出勤初日

こんばんは。

 

今日は出勤初日でした。

最初はスロースタートということで、今週は3日間の勤務となりました。

労働時間としては、変形労働時間です。

なので、今後、慣れてきたとしても、半日の日もあれば、1日の日もある。

という形で、月〇〇時間、という範囲内での調整がされることになります。

 

今日は初めて出勤しましたが、何とも言えない、のんびりとした空気でした。

大き目の1軒家で、会社、という感じの外見ではありません。

自閉症を患っている方がほとんどです。

人数としては7名。

 

今日、改めて「普通って何だろうな」って感じました。

障害というものはあるわけですが、何気ない日常の会話の中で、「普通は~」とか、「だいたいは~」のようなことを、言ったところであまり意味がないのかもなって思いました。

その人の普通は、その人だけのもの。

それは、他の人にとっても、普通のものであるとは考えない方が良い。

更に、「これが普通なんだよ」といって誘導したり、他人を変えようとしない方が良い。

 

そんなことを、とても考えた時間でした。

「今、何時?」という問いかけに対し、すぐに時計を確認するのか、知らんと言うのか、自分で調べれば?と言うのか、無反応なのか。

どれが正解というものはないし、どれが間違いというものはない。

 

ただ、「どちらかといえば、こうするのが望ましい」というような、いわゆる「一般的には~」というものに、縛られすぎているんじゃないかと思う。

僕もそうだった。

同じ境遇ということではありませんが、様々な要因が重なって、僕は世の中を「生きづらい」と感じるようになっていた。

しかし、「生きづらい」と感じるのは、あくまでも社会、または他人との関わりを通して感じられるものであって、

もし、僕が誰とも関わらずに生きていく(本来、そんなことは不可能だが)とすれば、きっと「生きづらい」とは感じないだろう。

 

そして、今日、新しい世界を見たことで、更に時間がゆっくりと感じるようになった。

とても大袈裟な表現だが、歩く、上着を脱ぐ、という動作が「当たり前」ではない場合、ものすごい些細なところに目を向けていくことになります。

 

これまで働いた環境では感じることができなかったものを、感じました。

めまぐるしいスピード感のある職場はありましたが、本当にゆっくりと、でも優しく、温かく過ぎていく時間。

想像はしていましたが、今後、僕がサポートをさせてもらうことを考えたら、僕はまだまだ焦っているな、って思いました。

もっと、ゆっくりでいい。

もっと、小さなことでいい。

 

でも、あくまで今の想像だけですが、このスピードに慣れたら、やはりスピード感のある風土では厳しく感じるのだろうな。

そんなスピード感に押し潰されて病んだわけなので、あらゆるスピードを落とすことは、とても大きいなと思う。

 

と、今日はこんな感じで半日が終わりました。

半日過ごしただけでも、たくさんの気づきがあります。そして、日ごとに違ってくると思います。

利用者さんが少しでも安心して頼れるような存在になれたら良いな。

 

それでは、また明日ね

おやすみなさい。