あつしの生き方日記

うつ病、HSPとの向きあい方、その他を書きます

記憶に残るシーン

こんばんは。

今日は名古屋も少し涼しくなりました。

夏の終わりが近づいてきますね、そしてとても切なくて寂しい。

でも、そういった夏の余韻、または夏らしいことできなかった悲しさ、など、色々な感情を抱くのも、夏らしいなって思います。

そんな夏が、僕は大好きです。

 

さて、今日はこれまでとは少し違った話をしたいと思います。

昨晩の記事の中で、記憶に残る景色、香り、などについて触れました。

そこで、僕の印象に残ることについて話していきたいなと思います。

ふと浮かんだ風景が海外のものでしたので、これまで訪れた海外の国、地域について触れていきたいです。

 

まず、一番最初に思い浮かんだことは、トルコでした。

・夕方の日が落ちていく時間帯、モスクから礼拝の時間を知らせる、街全体に広がるほどの大音量の「アザーン」と呼ばれる合図。それに紛れ、イスラム教徒ではない僕は、人々がモスクへ向かう姿を横目にホテル近くの小さな商店街にある、小さな売店に向かっていた。

季節は冬、寒さの中、その日の観光を終えた僕はホテルに着くや否や、小銭だけを持ち出した。

売店には、1人の中年男性、僕と目が合うも、特に何も話しかけずに他ごとをしていた。僕は冷蔵棚にあるビールをいくつか1本ずつ取り出し、店の主人に1つずつ値段を確認した。観光客が多いせいだ、たいてい、英語でも通用する。

僕は一番安いビールを2,3本買い、足早にホテルへと戻る。

その間も、「アザーン」はずっと鳴り響いている。乾燥した冷たい風と、ホテルを出た時よりも陽が暮れていることに気づいた。そして、なぜか僕はそこに長いこと住んでいるのではないかというくらいに溶け込んでいることに気づいた。

 

箇条書きじゃなくてすみません!

僕の中での記憶は、静止画ということはほとんどなく、ある一連の流れそのものが、一つの記憶として存在しているようです。

これまで、いくつかの国を訪れたことがありますが、僕が心を動かされる場面の多くが、現地の方々も日常的に行うこと、行く場所、であるようです。

なので、海外に行くと、チェーンのコンビニ(も行きますが)ではなく、本当に小さな売店に行くようにしています。

ほんの少しでも、現地の方々と同じような経験をしたいなと考えています。

 

・大学2年の頃、大学内で短期留学を募集していた。いくつか行き先があり、目に留まったのは、カリブの文字だった。

留学といっても短期だ、1か月半。その内、1か月はホームステイ、あとの半月は観光だった。僕が選んだ行き先のホームステイ先はアメリカ西海岸、半月の観光は、メキシコを含んだカリブのいくつかの島へのクルーズ船の旅だった。

記憶に残るのは、ホームステイ先でのある1日。

ホストファミリーはとても優しく、温かく、楽しく、そして変わっていた。

毎日、一緒に同じ地域を訪れたグループと昼過ぎまで英語の勉強。

それが終わると、それぞれホストの家に帰る。

ある日、いつもは車で迎えに来てくれたホストファミリーだったが、年の近い男の子とそのお姉さん、そしてその赤ちゃん2人、が歩いて迎えに来てくれた。

ベビーカーを代わる代わる押しながら、「日本の信号は、こっちと同じようなの?」とか、笑いながら話していた。

その内、砂浜が近づいてきた。海沿いを、温かい人たちと何気ない会話をしながら歩く。心地よい風、気温もちょうどいい、そして何より、平和だった。

優しい時間だった。

こんなにも温かい時間は初めてかもしれない。

そして、みんなでコンビニへ。買うのはセルフサービスのソフトドリンクだ。アメリカンサイズのでかい紙コップに、なみなみと注いだコーラを飲みながら、少し歩いては休憩し、赤ちゃんと遊んだり、話し合ったり、そしてゆっくりと、家に帰って行った。

 

 

これは、事実とは少し異なっています。

登場人物が欠けています。そして、その登場人物がいたことによって、僕は上に挙げたような感情をじっくりと味わうことできませんでした。

しかし、今、僕はその時の感情だけに注目し、改めて感動することができるのです。あえて、登場人物を減らすことで。

 

希望に満ちた短期留学は、約20名くらいで同じ地域に向かいました。

初っ端から最悪だったのです。なぜなら、同じホストの家に僕を含め3人の学生が一緒だったからです。

以前の記事でも触れましたが、当時は周りの男子は全てにおいて、少なくとも僕よりは上、という思い込みを強く持っており、男同士の会話が苦痛で仕方ありませんでした。

当然、同じホストの家に行くのは、男です。

着くや否や、早速始まりました、孤立です。完全に2人と1人に分かれていたのです。

ですから、上で述べたような感動はありましたが、全て、他の2人と仲良くできないということが苦しくて苦しくて、残念なことだったのです。

 

ですが、あの海岸沿いを歩いた時の、風、温度、海の香り、平和な語らい、その安心感は、決して離したくはないのです。

 

さて、少し小説風に書いてみましたが、少しは風景が浮かびましたか?

あえて画像は載せないようにしたいなって思うんです。

その瞬間の画像なんてないのですが、ネットで探してもただのイメージにしかなりませんし。

これまでに訪れた国(地域)は、韓国、台湾、シンガポール、タイ、トルコ、アメリカ西海岸、メキシコ、カリブの島(名前は忘れてしまいました)、ハワイ、グアムです。

 

それぞれの土地で、同じような記憶に残るシーンが、それぞれにあります。

もし、そんな話でもよければ、続きも話していきたいと思います。

 

アメリカへのホームステイは、確かに1人ではなかったため、後味の悪い旅ではありました。ですが、思い返して、自分の感情だけに目を向けてみると、居心地の悪い中でもしっかりと心は動いていたことに気づくのです

 

長くなってしまいました。今日はこれくらいにします。

 

例えば、最初の会社でお局さんに散々嫌がらせをされていた時も、思い返せば、そんな中でも色々と感じることがあったかと思うのです。

今だからこそ、振り返ってみるのも良いのかもしれません。

 

 

それでは、また明日!

今日もありがとうございました、お疲れさまです。

おやすみなさい!